日本ミツバチ


ブルーベリー畑/農園での家畜・家禽の利用について、Sevenの経験をまとめています。

おススメ資材


40cm径 スリット穴ポット

大きさがブルーベリーに手頃で、使い勝手良好です。
30cmポット(左前)に比較するとかなり大きくなり、夏場の水切れもし難くなります。
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果樹の受粉への活用

日本ミツバチの利点

ブルーベリー、果樹、野菜などを育てつつ、日本ミツバチを飼ってみると、受粉のための日本ミツバチ飼育というのも、良い点が多いのではないかと思っています。

具体的には次のようなところが良いかと思います。

  • もともと野生で生活している在来種なので、飼育下のものが逃げたとしても自然界への影響が少ない。

  • 低温時期から活発に動きます(10℃以上ぐらいで花に訪れます)ので、早期に開花する果樹の受粉にも活用できる。

  • 攻撃性が低く、管理のための道具・機材も少なくて済み、一般家庭・農家でのプチ養蜂が可能。

  • 野生のミツバチを捕獲して、飼育群を補填することが可能。

日本ミツバチの捕獲、維持・管理には、ある程度のノウハウが必要ではあるのですが、飼育自体も楽しみと捉えて、果樹の受粉に活用して行くというのが面白いかと思います。
追加の恵みとして、自家製蜂蜜も採取できるという点も ◎ です。。。



果樹に訪れる日本ミツバチ

我が家での写真です。

ブルーベリーの花に訪れる日本ミツバチ

ウメの花に訪れる日本ミツバチ

クリの花に訪れる日本ミツバチ



難点 (/課題)

自分のところで日本ミツバチを飼育しつつ、自分のところのブルーベリー、果樹、野菜への花に訪れている様子を見ていると、以下のようなことがあります。

  • 訪れる花とそうでない花がある
    ブルーベリー、ウメ、クリ、ビワ、ユズ、ミカン、キュウリ、トマト、ニガウリ、などの花には訪れてくれますが、何故かモモの花に訪れる姿は見たことが殆どありません。

  • 同じ花でも訪れる時期が限られる
    ブルーベリーの場合、花の初期は殆ど訪れず、花の後期から頻繁に訪れるようになる。

  • 花が少ないと訪れない(/訪れ難い)
    ある程度まとまった量の花が咲いていないと、その花には殆ど訪れず、花の量が多い群落に多く訪れる。

日本ミツバチが花を訪れる目的は、花の蜜と花粉の採取なので、それらが多く採れない花には訪れ難くなるというのが道理で、、、
例えばブルーベリーだと、花の後期から花の蜜が多くなるようで、その時期から日本ミツバチが沢山訪れるようになっていると思われます。

また、ミツバチは、花の蜜と花粉を採取する場所を群れの中で伝達し合うようなので、ミツバチが訪れ始めると沢山のミツバチが押し掛け、来ないと全く来ないということになっているようです。

ビニールハウス内のような閉鎖空間でなく、開放空間で飼育しつつ受粉に活用するにはこのあたりの性質をよく理解しておくことも必要そうな気がします。