畑でのブルーベリー栽培

  • 概略

  • 土壌改良

  • 植え付け(未稿)

  • 整枝・剪定(未稿)

  • 施肥(未稿)

  • 受粉(未稿)

  • 病気(未稿)

  • 害虫(未稿)

  • 鳥獣害

  • 雑草コントロール(未稿)


畑でのブルーベリー栽培についてまとめています。

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土壌改良

ブルーベリーが好む土壌条件
  1. 水はけ良好な土壌
  2. 有機物の多い土壌
  3. 酸性の土壌

水はけの確保
畑への植え付けで最も重要なのは水はけの確保と思います。
ブルーベリーは、水はけの悪い土壌では根腐れし易く、排水性の良い土壌と、排水性の悪い土壌では育ちが大きく違ってきます。
特に、夏の気温の高い地方では差が顕著になります。
ピートモスなどで土壌改良した場合でも、1〜2年は問題なく育っているように見えても、排水性の悪い土壌では、年を経るごとに根腐れによる枯死が出てくるようになります。

ブルーベリーを植え付ける前に排水性が十分かを確認し、不十分の場合は畝を高くするなどの対処が重要と思います。
具体的には、深さ30程度の穴を掘り、雨の後に水が残らないかを確認してみると良いと思います。
雨の後、1日経っても穴に水が残るような場合は水はけ不良と思えますので、地平面には直接植え付けず、高畝(/土盛り)を作ってその上に植え付けるなどの工夫が必要と思います。

水はけの悪い土壌の場合、pH調整資材・有機質の投入についても、水はけを悪くしない資材の選定が重要と思います。
例えば、ピートモスは数年で腐食して泥のようになり、水はけを悪くする原因になるので、大量投入は避けた方がよいと思います。腐食が遅い資材の方が、土壌改良の資材として向いていると思います。

有機物の多い土作り
ブルーベリーは有機物の多い土壌を好みます。
有機質の少ない土壌の場合は、ピートモスとか木のチップなどを加えての土壌改良をすると、育ちが良くなります。

土壌改良に用いる資材は、先の項目の「水はけの確保」と合わせて、適切な資材を選定することが重要です。
水はけが十分良好なガラ土の場合は、保水性の確保を兼ねて、ピートモスを使っての土壌改良が有効と思います。
しかし、保水性が強い泥土系の場合は、ピートモスを使っての土壌改良では水はけが悪くなる傾向になりますので、木のチップなどを使った土壌改良がお薦めと思います。

使う資材の選択として、腐食が遅い有機物を選ぶのも、後からの維持管理の点からは有利と思います。
例えば、木のチップを入れる場合、針葉樹のチップと広葉樹のチップでは腐食のスピードがまるで違い、広葉樹では短期で腐食が進んでしまいます。そのため、有機物の追加を頻繁に行わなければならなくなってしまいます。
ピートモスについても、湿潤な土壌では比較的早く腐食が進みますので、後からの維持のことも考えて、使用を検討した方がよいかと思います。

土壌のpH調整
他でも触れていますが、ブルーベリーは酸性土壌を好みます。
石灰質を長年入れて弱アルカリに調整してきている野菜畑などでは育ちが悪くなりますので、注意が必要です。

ただし、排水性の確保に比べると、土壌のpH不適合は他の条件が揃っている環境であれば短期的な障害にはならず、かつ、pHが下がり過ぎると生育障害を起こしますので、pH調整はある程度時間をかけて慎重に行うのがよいと思います。

硫黄華などでpH調整をする場合は、一度の投入で目標の土壌pHまで落とそうとはせずに、何回かに分けて時間をかけて徐々に目標値に近付けて行くのが良いです。
また、pH調整目的以外で使う土壌改良の資材についても、土壌pHが自然に酸性に傾くような資材を使うのが重要と思います。
例えば、木のチップでは、広葉樹のチップは、腐食が進むと土壌pHが中性〜弱アルカリになり、針葉樹のチップは、弱酸性になって行くようです。

土壌pHの目標値は、pH4〜5程度が理想です。
pHの測定は、最初は地域の農業改良普及センターさんなどに依頼して、正確な値を把握しておくとよいかと思います。
その値を基に、自分でpH試験紙とかpHメーターなどを使って、値を確認できるようにして、徐々に目標のpHに下げて行くのがお薦めです。

低コスト/低労力の土壌改良
ブルーベリー栽培をする場合、上記のとおり有機質の投入・pHの調整が必要になり、既存の畑地では、何らかの土壌改良が必要になることは必至と思われます。

その中で、言わずもながのことですが、生産目的のブルーベリー栽培を考えた時には、できるだけ低コスト/低労力で土壌改良を行うことがポイントと思います。
元の土壌の性質と地形などを正確に把握して、何パターンかの土壌改良方法を検討して、将来的な維持・管理を含めて最も低コストかつ低労力で済む方法を選択するのがよいと思います。

土壌改良に用いる資材のコストと有効年数、また初期の土壌改良の労力、維持管理に必要な労力、などなど、できるだけ仔細に検討してから土壌改良に着手することをお薦めしたいと思います。