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ブルーベリーと水 (08/09/00)

ブルーベリー、特に鉢植えの水やりについての考察です。非科学的雑記です。

暑いです
7月、8月と暑い日が続いています。特に7月中頃は3週間ほど1滴の雨も降らない時期があり、どうなってしまったのかと思ってしまいました。
ブルーベリーの鉢植えにはこの時期、朝、夕せっせと水をやっています。でも、暑い日は、朝、水をやっても午後の最も暑い時間になるとサッカーとかシュートの先端が垂れてきちゃうんですよね。軽症だと夕方の水やりで元に戻るのですが、重症だと写真のようにそのまま先端が枯れちゃいます。
我が家ではどんどん鉢が増えて、大小さまざ100近い鉢が庭にひしめいてますがこの時期は水やりが大変です。
ということで、今回は鉢植えブルーベリーの水やりについての考察です。

ブルーベリーの過湿はNG?
今年は6月以降に鉢が小さいとか乾燥し過ぎるとかで、かなりの数を植え換えたのですが、その時に用土と根の成長具合を観察してみると、過湿が良いとは一概に言えないことが判りました。ブルーベリーは一般的に水を好むのでバンバン水をやる方が良いと言われていますが、それには裏があるような気がします。
植え換え時の観察では、思いっきり乾燥している用土での根の成長は良くないのはもちろんのことながら、湿っぽい用土のものもあまり根の成長が良くない傾向が観察され、程よく湿って乾燥ぎみの用土のものがベストでした。
この観察結果からすると過湿はNGで、ブルーベリーも一般的な植物同様に、ベストな根の成長を得るためには、程よい湿りけが重要と思います。

しかしブルーベリーの水切れは厳禁
その一方、この暑い時期に水を切らすと枝の先端の柔らかい葉から枯れ込んでしまいます。それも普通の植物のようにゆっくりではなく、水を切らすと即枯れてしまいます。
水切れのスピードも早く、大きく成長している株では朝たっぷりと水をやっても夕方には鉢が軽くなるほど水が無くなっています。一時、水が切れるのは夏の暑さのせいと思ったのですが、同じ鉢の大きさで大きな株と小さな株の鉢とを比較すると、大きな株の鉢が圧倒的に水切れになるスピードが早いので、たぶんブルーベリーが水を吸って蒸散させているのではないかと思います。
また、最近、大きく成長したブルーベリーの枝(直径1cm強)を叩いてみて気付いたのですが、ブルーベリーの枝は密度が低い気がします。叩くと硬い音がせず、軽そうな音がします。枝に水分がほとんど含まれていないんじゃないかと思えます。
これはシュートとかサッカーに関しても言え、中が空洞なんじゃないかと思えるほど軽く感じます。
これらからすると、ブルーベリーってのは一般的な植物に比較して、新陳代謝が激しくて、かつ、植物体内に持つ水分が少なく、自分自身での水分調整の幅が狭いのではないかと思ってしまいます。

良い成長には水やりのコントロールが重要
過湿はダメで、水切れももっとダメ。
これがブルーベリーの水やりの難しさかと思います。
秋〜春は、水切れがそう極端には発生しないので水やりの間隔を開けての調整が比較的容易です。でも、この夏場は、ちょっと油断するとすぐに水切れになるし、成長の悪い(=新陳代謝の少ない)株にどしどし水をやっていると、過湿でさらに成長を悪くしてしまうしで、注意が必要です。
このあたりのコントロールを上手にやって、ブルーベリーの健康を維持して夏場を越せるようになると良いですね。

最後に蛇足ながら、夏の雨って危険ですね。雨が降ったからと言って油断すると鉢土がカラカラになっていることがあります。よく考えるとこれも当たり前なんですが、散水ホースで水やりする時にはジャバジャバとやっているワケで、雨量にしたら30mmを超える量をやっていると思えます。それに比べて2〜3時間程度のしょぼい雨では、水の量が少なすぎるんですね。
でも、小雨に濡れながらブルーベリーの鉢に水やりをしていると、知らない人から変人に見られてしまうかもしれません。 注意! 注意!