育てているブルーベリーの品種毎の詳細記録

  • Sevenが実際に育ててみての観察データ、および、印象をまとめています。

  • 東海地方の、夏は30℃を超す蒸し暑い気候、冬は0℃を割ることが少ない温暖な気候、で育てた時の特性です。

  • それぞれの評価等はあくまで現時点での印象で、絶対的なものではありません。Sevenの価値観の変遷、および、栽培経験の蓄積により評価は随時変えて行こうと考えています。

おススメ資材


アルミ園芸吊りラベル

ボールベンで書くと、文字が消えないアルミ製吊りラベルです。
文字がアルミに刻印されますので、文字が消えず、品種の取り違いが防げます。
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Rabbiteye / Woodard

【Woodard : Seven's 観察データ】
開花期
収穫期
1果重(g)
果実長径(mm)
20004/16 〜 5/187/16 〜 8/271.9 〜 *.*16.4 〜 **.*
20014/11 〜 5/137/9 〜 9/292.3 〜 3.0 18.3 〜 19.6
20024/3 〜 5/5**/** 〜 **/***.* 〜 *.***.* 〜 **.*
20034/16 〜 **/**7/14 〜 **/**2.3 〜 3.0 18.2 〜 19.7

【Woodard : 一般情報】
  • Rabbiteye Blueberry
  • 中生種 / 大粒
  • USDA登録品種。
  • 1960年開発。EthelとCallawayの交配種。
  • 極一般的に園芸店で売られているラビットアイ系御三家の一品種。
  • 果実は柔らかめで、早い時期の果実は大きい。
  • 完熟した果実は美味しいが未熟なものは酸味が強くすっぱい。
  • ラビットアイ系の中では、樹高は低めで開張性が強い。
  • 若い木の方が大粒の実をつける傾向がある。
  • 収穫期は Tifblue よりも1週間ほど早くスタートする。
【Woodard : Seven's Description】
  • 葉は「鈍鋸歯」。葉の形状はティフブルーに似た細長いヤナギ型。
  • ラビットアイ系御三家(ホームベル、ウッダード、ティフブルー)の中では成長は遅め。また、適合する土壌の幅が狭いようで、ピートモスなどの有機質に富んでふかふかの土でないと成長は悪い。
  • 果実は扁平した球形で、中〜大粒。
  • 実の味はジューシーで美味しい。
  • 自家不結実性がラビットアイの中でも強いようで、沢山の開花を観察し小さな実をつけても、殆どが熟す前に落果してしまう。(他品種との十分な受粉ができれば問題なしです。)
  • 挿し木による増殖は、ホームベル、ティフブルーなどに比較するとやや困難。同条件での発根率は悪い傾向がある。
  • 紅葉は明るいレンガ色で、鑑賞価値も十分にあり。
  • 樹形は枝を横に広げる傾向がある。樹が小さいうちはなかなか上に枝を伸ばしてくれない。
  • 一般的に流通している品種ですが、ホームベル、ティフブルーに比較して苗木の流通量は少ない。

ウッダードの花。
花は沢山付けるが、この後の実の歩留りは悪い。

(05/02/99撮影)


ウッダードの紅葉。
ホームベルに比較すると均一に色濃く紅葉するのでとても奇麗です。
色彩は、ややレンガ色の艶消し赤。ティフブルーのような葉の表面の光沢は無し。

(12/19/98撮影)



丸みが強く、花冠の先端のすぼまりがきつい。
ラビットアイ系の花で多く見られるように、ガクの縁がピンク色になる。
花の形状はウッダード特有で、現在育てている中では他には同じ特徴の花をつける品種はありません。

(05/05/01撮影)


幼果
植付けから4年、初めて沢山の実成りを観察しました。
今年の花の季節、マルハナバチが頻繁に訪れ、他家受粉がうまく行ったためと思われます。

(06/23/01撮影)