ブルーベリーの野生種は、ラビットアイ系、ハイブッシュ系、ローブッシュ系の3つの系統で、ラビットアイ系は温暖な地域に自生し、ハイブッシュ系は北方、ローブッシュ系はさらに寒い地域に自生しているようです。
栽培品種はこれらの野生種の中から優良な形質を持つものを選抜したもの、および、それらの交配により作出されたものです。以下の図に野生種と栽培品種の系統の関係を示します。
"Southern Highbush Blueberry"および"Half-High Blueberry"については、Highbush Blueberryの中のサブタイプとするケースが多いですが、ここでは野生種の系統をまたいで交配されていることから、"Hybrid Blueberry"と一次分類することにしました。
なお、日本で売られている苗は、系統の表示があってもハイブッシュかラビットアイかの大まかな2つのくくりとなっているか、あるいは、系統の表示が無いかの状況です。別項の「品種一覧」に各品種がどの系統であるかを示していますので、品種名がハッキリしているものであれば、確認してみてください。
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:Rabbiteye Blueberry
花はハイブッシュ系に比較して小果柄(*)が長く、垂れ下がって咲く傾向にあります。また、ラビットアイ系の品種では、小苞葉(*)に赤みがかかり、がく(*)についてもピンク色を帯びる傾向が見られます。写真の右側がハイブッシュ系で、左側がラビットアイ系の花です。
*) これら用語が花のどの部位を指すかは「ブルーベリーの詳細解剖」の中の「Morphology / 形態学」のページを参照ください。

葉の特徴は、ハイブッシュ系が葉の縁全域にわたって逆Rのカーブを示さないのに対して、ラビットアイ系の葉の縁の線は葉の先端近くで逆Rを示すものが多いです。逆Rを示す葉が多く認められ、かつ、次項の葉の色具合がラビットアイ系であれば、その株はラビットアイ系またはサザンハイブッシュ(ラビットアイ系とハイブッシュ系の交配種)と判断して間違いないと思います。
上の項に続きますが、もう一つの葉の特徴として葉の色があります。ハイブッシュ系が普通のグリーンをしているのに対して、ラビットアイ系はブルーがかったやや白っぽい葉 〜 ちょうどブルーベリーの果実につくブルームが葉についている感じ 〜 をしている傾向にあります。この傾向は、新葉が展開する時期、特に顕著に見られます。
:Highbush Blueberry
花はラビットアイ系に比較して小果柄(*)が短く、房状に固まって咲く傾向にあります。また、ハイブッシュ系の品種では、小苞葉(*)は緑のものが多く、がく(*)も青緑色のものが多いです。写真の右側がハイブッシュ系で、左側がラビットアイ系の花です。
*) これら用語が花のどの部位を指すかは「ブルーベリーの詳細解剖」の中の「Morphology / 形態学」のページを参照ください。

葉の特徴は、ラビットアイ系の特徴に書いたのと一緒。ハイブッシュ系が葉の縁全域にわたって逆Rのカーブを示さないのに対して、ラビットアイ系の葉の縁の線は葉の先端近くで逆Rを示すものが多いです。ハイブッシュ系の株でも葉の状態が悪いなどで逆Rを示している葉が観察できることがありますが、逆Rを示す葉が大半を占めることはないです。
上の項に続きますが、もう一つの葉の特徴として葉の色があります。ハイブッシュ系が普通のグリーンをしているのに対して、ラビットアイ系はブルーがかったやや白っぽい葉をしている傾向にあります。この傾向は、新葉が展開する時期、特に顕著に見られます。
:Hybrid Blueberry
:Lowbush Blueberry