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ウェスタンレッドシーダーについて

【ウェスタンレッドシーダーとは】
ウェスタンレッドシーダー(Western Red Cedar / Thuja plicate)は、ヒノキ科ネズコ属の針葉樹で、その多くがカナダのブリティッシュコロンビア州の太平洋側に生育しています。
樹高は50mないしそれ以上で、根元の直径は1〜2mにもなるようです。

【ウェスタンレッドシーダーの利用】
ウェスタンレッドシーダーは、心材の割合が多く、防腐・防虫効果の高いフェノールを多く含み防腐を施さなくても高い耐久性を持つことから、高級建築材料としてログハウス等に使われています。
また、カナダインディアンは、古来よりこの木を「生命の樹」と呼び、トーテムポールをはじめ、家屋やカヌーなどに利用していたそうです。

【ウェスタンレッドシーダーの有効成分】
上記のとおりウェスタンレッドシーダーは、防腐・防虫効果の高いフェノールを多く含むことを特徴としています。具体的には次のような成分が殺菌・抗菌・防虫効果を生んでいるようです。
  • ツヤ酸メチル ( Methyl thujate )
  • ツヤ酸 ( Thujec acid )
  • ネズコン ( Nezukone )
  • ヒノキチオール (β-Thujaplicin)
  • γツヤプリシン (γ-Thujaplicin)

ヒバ油とWRC抽出成分のGCクロマトグラム比較
右のグラフは、ヒノキチオール(精製市販品)とヒバ油とウェスタンレッドシーダー(WRC)抽出液のGCクロマトグラム分析結果を比較したものです。
ウェスタンレッドシーダー抽出液にヒノキチオールがはっきりと含有されていることが判ります。
青色ガイドラインの部分に現れるピークがヒノキチオールになります。

【ウェスタンレッドシーダー抽出液のパワー】
殺菌・抗菌・防虫・植物活性の効果を持つようです。
【黒カビ】 【大腸菌】



WRC抽出液を1分間処理



特に殺菌力に関しては、右のような実験結果もあり、確実のもののようです。

【ウェスタンレッドシーダー抽出液の安全性】
抽出液については、公的機関での安全性テストの結果、通常使用(低濃度)の範囲では人などへの毒性は無いことが確認されており、問題無しと思います。
ただし、高濃度では悪影響を及ぼす恐れがあり、また、米国などではウェスタンレッドシーダーの毒性についても議論されているようですので、そのあたりには注意が必要と思います。