今回、マルハナバチについて調べて、なるほどと納得した話がもうひとつあります。 それは、マルハナバチが、固体毎に守備範囲の花が違うという面白い習性を持つことです。
専門的にはこの習性を「限定訪花性」と呼ぶそうです。
守備範囲とする花は、季節ごとの花の移り変わりによって変えていくようですが、ある季節を切り出して見ると、特定の固体は特定の植物の花のみを訪れて蜜と花粉を集めるようです。一時点で特定の固体が複数種の花を訪れることはないということです。
コロニー全体で見ると、花の種類毎にご担当者が決まっていて、朝始業と共に、おのおの自分が担当する仕事場(花)に出かけて行くということになるようです。そして、担当する仕事場(花)での仕事が終了(その種の花の開花期間終了)すると、次の仕事場に移るということです。
我が家に昨年までマルハナバチが顔を見せず、花が増えた今年から二匹ぐらいが来るようになったのはこの習性に起因しているようです。すなわち、昨年まではマルハナバチ1匹を満足させるだけの量の花が無く、今年は2匹を満足させるだけの花があるということだと思います。毎日必ず二匹ぐらいが庭をウロウロしているのも、この二匹がブルーベリー担当者と理解すれば至極納得行きます。
よって、マルハナバチをブルーベリーに呼びたいのなら、近くにマルハナバチのコロニーが存在することを前提に、ある程度の数のブルーベリー株を揃えないとダメなのではないかと思います。「ある程度の数」がどれくらいかを我が家の例で考えるなら、180cmぐらいに育った Homebell 1株では不足。4年生ぐらいの花芽をきっちりつけた株が3〜4本でスタートラインぎりぎり、ぐらいかと思います。
栽培スペースがそこまで無いという場合は、挿し木しまくり、隣近所に苗木配りまくりで、御近所総がかりでマルハナバチを呼ぶという手もあるかもしれません。
最後にこの特異な習性に関連して注意すべきもう一点は、「庭のブルーベリーに来たマルハナバチは絶対に捕獲するな!」ということです。
一般家庭の庭規模のブルーベリーに訪れてくれるマルハナバチ(ブルーベリー担当者)は1匹あるいは多くて数匹だと思いますので、その中の1匹を失うことは大打撃です。
いくらマルハナバチの種類を確認したいと思っても、捕獲は厳禁。もし、どうしてもということなら、自分のブルーベリーからできるだけ遠くでマルハナバチ(ブルーベリー以外の花の担当者)を捕獲して観察せよ、ということになります。
今回もまた、なんだかまとまりの無い話になってしまいましたが、覚えておくと得するポイントは盛り込んだつもりなんで、よろしければ参考にしてください。
|