葉が全体的に黄色っぽくなり、よく観察すると右の写真のように葉脈に緑が残り、その他の部分が白っぽく色が抜けたような状態になります。
ブルーベリーのクロロシス症状は、植物が必要とする鉄、マンガンなどの重金属の欠乏によって主に起こるようです。欠乏は、重金属そのものが土壌中に不足するというよりも、植物が吸収できる可溶化された重金属が不足することに起因するようです。そして、重金属の可溶化には土壌のpHが深く関わっており、pHが高くなると重金属の溶解度は飛躍的に低くなるようです。例えば、鉄の場合にはpHが1.0上がると、溶解度は1,000分の1に低くなってしまうという記事があります。これらのことを理解するとブルーベリーのクロロシス症状が適正pH(酸性)の用土に植え換えることで回復するというのも納得いく話です。また、クロロシスの回復に硫安を与えると良いという話も多々聞きますが、これも硫安によって土壌pHが下がり、重金属の吸収が改善された結果のように思います。
![]() Tifblue ![]() Homebell |
クロロシス症状の発生原因は、一般的には上記のとおりですが、ブルーベリーでは品種とか樹の生育具合によっても発症するのがしばしば見られます。例えば、土の状態は全く一緒の露地植えのとなり同士の株で、一方は元気な葉色をしているのに、もう一方はクロロシスを発症しているというのも見られます。また、新鞘/新芽をどんどん展開しているような株がクロロシスを発症するのも見かけます。
右の写真は、Tifblue と Homebell の元気よく伸長している新鞘の先端近くの葉で観察されたクロロシス症状です。
これらの例を見ると、あまりに勢い良く伸びている新鞘では、重金属の供給が成長速度に間に合わずにクロロシス症状が一時的に出ているようにも思われます。
実際に株全体の新鞘の展開具合などを見ていると、不健康なブルーベリーの株とはとても思えないような状態です。
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回復させる方法については、多分クロロシス同様に土壌pHを適正値まで下げてやることだと思いますが、まだ実際に試してはいません。なにか掴んだら追記したいと思います。
夏の炎天下で主にハイブッシュ系に発生する症状のようです。病気かと思っていましたがそうではなく、遮光するか、鉢植えの場合半日ほど日があたるような場所に移動するかで回復するようです。
何らかの要因で株が弱ると、右の写真のように枝に黒っぽいくすみが出ます。